フィジーガイドブック
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船はラツ・マラ大統領の祖父が所持していたものである。先史時代だけでなく近・現代の展示品も多々あり、現在の多種多様な文化を生み出した移民の背景なども興味深い。日本政府が文化無償援助で供与した陳列ケース、視聴覚機器が多数設置されているのが目につく。アルバートパーク(Albert Park) 行政府の南に広がる芝生が美しい公園で、その名前は英国のビクトリア女王の夫君の名を冠して付けられたと言う。平日は人影がまばらだが土曜日の午後にはクリケットやラグビーを楽しむ人々で大変な賑わいとなる。2018-2019年のICC(インターナショナルクリケットカウンセル)のアジア、太平洋の世界大会の競技場として利用されている。フィジー議会(Parliament of Fiji) 1992年、フィジー議会は政府庁舎から南に約1.5kmの現在地に移転した。ここ42には議会のほかに政府機関の建物もあり、それをまとめて議会合同庁舎と呼んでいる。議会は伝統的なフィジーの建築様式を現代風にアレンジしたもので一見の価値はある。見学できるのは週日の8:00~13:00と14:00~16:00。南太平洋大学(University of the South Pacific) 1968年に設立された南太平洋12カ国のための唯一の総合大学で、19,000人が学んでいる。スバの東にある住宅街を通ってバスで約15分、面積78ヘクタールの広大な敷地で、東京ドームが30入る計算になる。衛星通信を利用した遠隔教育が導入されており、島嶼国での高等教育普及に貢献している。バヌアツに法学と言語学、サモアに農学専門の分校がある。ゾロ・イ・スバ森林公園(Colo-Suva Forest Park, TEL:332-0211) スバの北11kmの丘陵地に245ヘクタールの広さを持つゾロ・イ・スバは、ナウソリからも11kmの身近なハイキングコースとして人気の場所だ。この公園は水遊びができる3つの自然のプールと6.5kmの遊歩道、密林を抜ける1kmほどの山道が2本ある。プールにはロープを利用して飛び込めるようになっているので、特に子供たちに大人気。プール脇には脱衣所もある。バーベキュー設備とピクニック・テーブルも用意されている。強盗・盗難等の被害も

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