フィジーガイドブック
39/56

→港空リソウナ・ドライS0.5ドライブエリHンジエブレラバワ・ストリート・スベザンNWE0クイースバ中心部 ナンディが観光の中心であるのに対し、首都スバは行政の中心であり経済と教育の中心。人口86,178人、周囲の市町村を含めるとフィジーの全人口の約40%が居住する南太平洋最大の都市で、太平洋諸島フォーラムの事務局や南太平洋大学の本部、各国の大使館などが集中している。スバはビチレブ島の南東に突き出た小さな半島に位置し、セントラル・スバと呼ばれる繁華街は半島の西側中央にある。半島の幅は約3km、海に突き出ている距離は約5kmで、半島全体がスバ市内となっている。セントラル・スバは人の流れが絶えることなく、コロニアル風の建物と近代的なビルが混在し、教会やモスク、寺院も多い。 1874年10月、フィジーの国王ザコンバウは英国にフィジーを譲渡し、正式に英国の植民地となった。首都をビチレブ島の東に位置するオバラウ島のレブカに定め、96年間に及ぶ植民地の時代が始まった。 1870年代、スバでは40人のオーストラリア人がメルボルンから移住し、サトウキビの栽培を始めた。しかし、この試みは結果的に失敗に終わり、移住者たちは多額の負債を抱え込むことになった。この負債を返済するため、メルボルンの2人の商人がフィジー政府にスバへの首都移転を働きかけた。首都レブカは、その土地の狭さからスバのカトリック大聖堂(写真提供:Tourism Fiji)37ラッフルズ・トレードウインド・ホテル←シンガトカ/ナンディクイーンズ・ロードスバ湾ロイヤル・スバ・ヨットクラブフラッグスタッフ庭園南太平洋大学アルバートパーク国立競技場旧政府庁舎フィジー議会ゴルフコース1kmスバの歴史首都スバとその周辺

元のページ  ../index.html#39

このブックを見る