太平洋島嶼国エネルギー等事情調査報告書
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適応関連技術 ・製品 75 農業、土地利用・林業 農業 土地利用・林業 廃棄物 観光 農業と食料安全保障 持続可能な水資源管理 衛生 持続可能な森林管理 廃棄物 ネット・ゼロ・エネルギー・ビル 電動モーター利用小型船舶、電動推進機、船舶用蓄電池、低炭素船舶など 有機土壌改良剤 有機土壌改良材を利用した植林活動は、植林によるGHG吸収量の増加だけでなく、暴風、土砂災害の抑制や生態系の回復を促す。 カシューナッツ殻液配合製品を牛に与えることで、牛から排出されるメタンを約2割低減することができる。 木造住宅を都市部に建設することにより都市のカーボンストックを増やし、脱炭素社会に貢献する。 カシューナッツ殻液配合製品 住宅・建築事業におけるカーボンストック 小型焼却炉発電 小型焼却炉を使い廃棄物を焼却して発電できる エコツーリズム 環境問題に関するエコツーリズムを通して、気候変動の対策気象レーダー 営農支援サービス 雨水貯留槽 浄化槽 イオン交換膜水浄化システム 防災情報システム コンポスト(たい肥)プラント バイオマス炭化プラント 廃棄物再利用(食品) 自然エネルギーの活用や最新設備を通じて省エネを実現した上で、再エネを導入してエネルギー自立度を高め、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとする建物。 電動モーター、電動推進機を利用小型船舶、船舶用蓄電池を利用することで、従来の船舶よりもGHGの排出量を抑えられる。また、低炭素船舶を利用することでバンカー燃料の使用削減にもつながる。 を学ぶ。 小型気象レーダーは、従来レーダーよりも低コスト、低電力消費量で、設置・観測の困難な局所的な気象変化を早期に検知できるようになる。 異常気象・高温に直面する農業・酪農業での生産リスクに対して、人工衛星画像や航空写真、無人航空機での解析データを共有することで戦略的な判断が行えるようになる。 異常気象の増加(干ばつや洪水)に対して、雨水を貯水槽に貯めることで、豪雨の際は洪水防止に貢献するほか、雨水利用層として活用できる オンサイトで生活排水処理可能な浄化槽を用いて、途上国の衛生環境向上及び都市インフラの強靭化に貢献している。 干ばつなどの気象現象による水不足や地下水の塩分濃度の上昇等、水の浄化・脱塩などを行い、農業用水や飲料水として適した水を安定的に供給する。 森林災害による脅威を低減するほか、人的災害等の災害は正影響の最小化に貢献する。 ごみ処分場における家庭ごみの開放投棄による悪臭・衛生・地下水汚染問題に対して、家庭ごみ等から良質のたい肥を生産する。 人口爆発や都市集中で廃棄物処理の問題を抱える途上国や気候変動による降雨パターンが変化している乾燥地において、有機ごみの再資源化と農業の強靭化を同時に達成する。 生産過程で廃棄される残渣を利用して地域の特産品を作りつつ、食品の廃棄物残渣を減らせる。

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