太平洋島嶼国エネルギー等事情調査報告書
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緩和ビジネス 表 6-8 外国企業の取り組み 6.2.3. 外国企業の取り組み 表 6-9 開発課題2-1 環境保全 (2022年現在のプログラムステータスは承認済みの段階)182。 観光、農業、インフラ、水管理、漁業の5つのセクターを対象に、気候情報サービス(CIS)の利用拡大を目指すプロジェクトである。気候データを活用・管理する技術的能力の構築、実用的なCISツールの開発、その利用の促進、ニーズに合った気候情報の普及等も行われている183。 バヌアツ共和国における外国企業の取り組みは以下のとおりである。 バヌアツ共和国では環境省や資源エネルギー庁が先導するエネルギー分野や脱炭素関連のプロジェクトは行われていない。外務省の「事業展開計画」における「重点分野2:環境・気候変動・防災」では、以下のプロジェクトが示されている。 project:VCCRP) (2022年~現在) バヌアツ共和国における災害に強い開発計画のための気候情報サービス(Van-CIS-RDP:Climate Information Services for Resilient Development Planning in Vanuatu)(2016年~現在) 70 6.3. 日本側の取り組み 6.3.1. 公的機関の取り組み A社(アラブ首長国連邦) 分野:太陽光発電 アラブ首長国連邦に本社を構えるA社は、2016年、ポートビラに3基の太陽光発電所(767kW)を設置し、バヌアツ共和国における再エネの比率を高めるとともに、ポートビラの主要エリアにある112台の駐車スペースに屋根を提供した184。同プロジェクトは、アブダビ開発基金(Abu Dhabi Fund for Development:ADFD)から資金を受けて実施された。 再エネ利用(太陽光) 182 https://www.greenclimate.fund/project/fp184 183 https://www.greenclimate.fund/project/fp035 184 https://masdar.ae/Masdar-Clean-Energy/Projects/Vanuatu-Port-Vila-767kW-Solar-PV 出所:外務省(2020) 対バヌアツ共和国 事業展開計画(2018年9月)

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