太平洋島嶼国エネルギー等事情調査報告書
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1) 導入実績 2019年時点のTPESは3,310TJであり、そのうち石油などの非再エネ由来が2,396TJ(72%)、再エネ由来が914TJ(28%)であり、約7割のTPESが非再エネ由来である。同年の再エネ消費量は、エネルギー源別では、電力として消費された量が71TJ(8%)、バイオエネルギーとして消費された量が815TJ(92%)であり、9割強がバイオエネルギー向けである154。運輸・産業・民生セクター別では産業向けが27TJ(3%)、民生向けに840TJ(95%)、そのほかが19TJ(2%)であり、民生向けに大半の再エネが利用されていることがわかる。2021年時点におけるバヌアツ共和国の再エネ発電設備容量は、全体で11.737MWであり、そのうち太陽光が4.359MW、水力が1.278MW、バイオエネルギーが2.7MW、そして風力が3.4MWである155。 図 6-1 TPES、エネルギー源別再エネ消費量など 6.1.3. 再生可能エネルギー (1) 再生可能エネルギー導入状況 曖気中メタンを抑える働きのある天然素材を配合した混合飼料などの導入が想定される。 セクター別再エネ消費量 TPES 65 エネルギー源別再エネ消費量 再エネ発電設備容量 154 薪やチップ、ペレットを燃やして煮炊きなどをしている可能性がある。 155 IRENA(2022) 出所:IRENA(2022)を参考に受託者作成

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