太平洋島嶼国エネルギー等事情調査報告書
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表 4-14 日本企業の取り組み 業種 電気事業者 製造業 金融業・保険業 表 4-12 関連ODA案件プログラム 表 4-13 JICA民間連携案件の採択実績 出所:JICAウェブサイトを参照し受託者作成 を考えて2つ以上の発電方式を組み合わせて行う発電形態のこと。 36 再エネ利用 利用:風力、太陽光 利用:太陽光 未利用 フィジー共和国で実施されたJICA民間連携案件において、気候変動の緩和・適応に関連するプロジェクトは以下のとおりである。 フィジー共和国における日本企業の主な取り組みは以下のとおりである。 ビジネス分類 緩和ビジネス プロジェクト 太平洋地域ハイブリッド発電システム導入プロジェクト 防災の主流化プロジェクト 案件名(企業、年度) 大洋州地域における廃プラスチック油化装置の普及に向けた案件化調査((株)ブレスト、(株)富士通総研、(株)かいはつマネジメント・コンサルティング 共同企業体、2013年度) 汚濁水浄化処理装置の海外島嶼地域導入案件化調査((有)カワセツ、2014年度) 離島等における再生可能エネルギー利用促進と省エネ実現事業に関する案件化調査((株)マクニカ、2021年) 出所: JICAウェブサイトを参考に受託者作成 4.3.2. 日本企業の取り組み 案件概要 フィジー共和国を拠点とし、キリバス、ツバル、FSM、RMIを対象に、島嶼型ハイブリッド発電システム技術91の普及を支援し、太平洋島嶼国の化石燃料使用量およびGHGの削減を目指すプロジェクト。 フィジー共和国においてハザード(危険要因)評価能力の向上、地方防災計画策定・普及体制の整備および中央政府の防災事業の実施促進体制の整備を行っている。これらにより国家災害管理局の防災活動の実施促進能力の強化を図り、同局の調整の下、国家防災政策ロードマップに基づいた防災事業の実施に寄与するプロジェクト。 案件概要 プラスチックを油に変える装置を用い、これまで投棄場に投げ捨てられていたプラゴミを利用して油を生産することで、深刻化するゴミの減量、 処理場の延命、及び石油類の輸入削減に貢献する案件。フィジー共和国、サモア独立国、パラオ共和国が対象国である。 高効率の汚濁水浄化装置エコウォーターシステムの導入によりフィジー共和国の公共下水処理場の機能回復・維持への貢献を目指す案件。また国の上下水道の管理を担う公的機関に汚濁水処理の技術移転を行うことにより、汚濁水処理の技術の向上も行った。 (契約交渉中) 91 一般的にディーゼル発電、太陽光発電、水力発電、風力発電等の様々な発電形態の中で、それぞれのメリット

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