太平洋島嶼国エネルギー等事情調査報告書
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表 3-7 2023年以降も継続する国際機関の取り組み (FREAGER)(2017年~2021年)46 グローバル・グリーン成長研究所(Global Green Growth Institute: GGGI) 国際機関 プロジェクト ADB 町の電化投資プロジェクトフェーズ2(2017年~現在) 太平洋エネルギー規制アライアンス開発(2021年~現在) 電力セクター開発プロジェクト(2019~現在) ポートモレスビー電力網開発プロジェクト(2021年~現在) 太平洋再生可能エネルギープログラム(2019年~現在) 太平洋地域における気候変動に強い投資経路の支援(2020年~現在) 地域の持続可能なエネルギー産業開発プロジェクト(2016年~現在) エネルギー・ユーティリティ性能および安定性向上プロジェクト(2019年~現在) PNGにおける気PNGの開発投資の気候変動に対する強靭性を高め、国の中長期開 UNDP WB CIF 15 上記「国際機関の取り組み」において、2023年以降も継続する取り組みの概要は以下のとおりである。 緩和 適応 緩和 適応 概要 地方都市に信頼性が高く安価な電力を供給するため、既存の水力発電所の修復および流水式発電所の建設にかかる資金提供を行っている。 エネルギーの脱炭素化と太平洋地域のNDC目標達成にかかる新技術導入に向け、太平洋エネルギー規制アライアンス事務局(OPERA:the Office of Pacific Energy Regulators Alliance)に対して技術支援を行っている。 PNG国営電力会社(PNG Power Limited: PPL)の主要電力網内の送電および配電システムの強化と拡張に向け、資金提供を行うプロジェクトである。 同プロジェクトは既存の水力発電所の改修、新たな変電所および送電線の建設、ポートモレスビーの送電・配電インフラの改善 、その他能力開発を支援している。 • 再生可能エネルギー・エネルギー効率化促進プロジェクト― ― • 太平洋低排出気候レジリエント開発パートナーシップ(2020年~2023年)47 PNGを含む太平洋島嶼国の再エネ事業への民間投資の制約を克服するために、融資、保証、信用状などの資金支援を行うプログラムである(2022年現在のプログラムステータスは承認済みの段階)。 技術支援として、太平洋諸島14か国すべてにおける気候変動適応への投資を拡大する取り組みを支援するものである。インフラ投資の気候変動対策やGHG排出量削減のための小規模再エネ開発プロジェクトの支援など幅広く資金提供を行っている。 PNGを含む太平洋諸島地域の電力会社の再生可能エネルギー技術導入、管理および長期災害リスク計画の強化に向けた、データの利用およびシステム管理能力を高めることを目的として実施されている。 PPLの業務遂行能力の向上と、プロジェクト地域の電力供給の安定性の向上のため実施されているプロジェクトである。 46 UNDP (2020) Facilitating Renewable Energy & Energy Efficiency (FREAGER) Final Mid-Term Review (MTR) Report 47 https://gggi.org/new-zealand-and-gggi-sign-partnership-to-support-pacific-low-emissions-climate-resilient-development/

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