太平洋島嶼国エネルギー等事情調査報告書
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第14章 クック諸島のエネルギー事情(その他) 14.1. クック諸島の実情 14.1.1. 関連政策・法規制 (1) 脱炭素・再エネ関連政策 表 14-1 NDC概要 1) NDC クック諸島の最新版NDCは「First Nationally Determined Contribution」である。同NDCの概要・ ガバナンス強化:計画・予算制度における自然災害および気候変動・ 2015年までに島の50%をディーゼル燃料から再エネによる電力に切非GHG目標 ・ モニタリング実施:長期的な気象変動を視野に入れたリスクと脆弱・ 災害マネジメント強化:準備、対応、早期復旧システムの強化 ・ リスク低減と気候変動への適応:現在および将来の気候変動を考慮・ 2030年までに発電によるGHG排出量を2006年比で81%削減(有条出所:Climate Watch, Intended Nationally Determined Contribution, Joint National Action Plan for Disaster Risk and Management Climate Change Adaptationを参照し受託者作成 は以下のとおりである。 153 項目 参照NDC コミットメントの種類 目標年 実施期間 対象セクター 対象ガス GHG目標 目標達成のための施策、現状の動き 適応セクター (戦略的エリア) 詳細 Intended Nationally Determined Contribution GHG、非GHG 2020年(無条件GHG目標)、2020年(非GHG目標)、2030年(条件付きGHG目標) NA エネルギーセクター(発電、運輸) CO2 ・ 2020年までに発電によるGHG排出量を2006年比で38%削減(無条件) 件) り替え、2020年までに100%をカバー 【エネルギーセクター(条件付き削減)】 ≪発電≫ ・ 追加・新規のグリッドストレージの建設 ・ エネルギー効率の改善と新技術の統合 ・ 技術移転 ・ 全体的な持続可能性とコベネフィットのための能力強化 ≪運輸≫ ・ 2012年関税法で自動車の輸入関税率を設置 ・ 実績のある低炭素輸送技術の導入を検討 ・ クリーンエネルギー輸送への移行を促進するための最も効果的なインセンティブを調査中 リスクへの配慮の主流化等 性のモニタリング・アセスメント等 したインフラの強化およびエッセンシャルサービスの提供

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