太平洋島嶼国エネルギー等事情調査報告書
154/182

1) 導入実績 2019 年時点のTPESは128TJであり、そのうち石油などの非再エネ由来が122TJ(96%)、再エネ由来が6TJ(4%)であり、大半のTPESが非再エネ由来である。同年の再エネ消費量は、エネルギー源別では、電力としてすべて利用されている。運輸・産業・民生セクター別では民生向けに2TJ(44%)、そのほかが3TJ(56%)利用している。2021年時点における再エネ発電設備容量は、ツバル全体で2.312MWであり、そのすべてが太陽光である337。 表 12-2 セクター別GHG排出量(MtCO2e:二酸化炭素換算100万トン) 2) 再生可能エネルギー推進体制 ツバルのGCEのNDAである財務省(Ministry of Finance)が再エネおよび気候変動関連プロジェクトを実施する際の連絡先のひとつと想定される。GCE338に記載されている連絡先は以下のと12.1.2. セクター別情報 (1) セクター別GHG排出量 セクター別GHG排出量は以下のとおりである。 to Renewable Energy Project: IAREP)を実施している336。同プロジェクトは発電における輸入燃料への依存を減らし、ディーゼル発電から太陽光発電に一部切り替えて発電コストを低減させるものである。同プロジェクトにより、1万7,800トンの二酸化炭素換算(CO2e)のGHG排出を回避することも期待されている。 GHG合計(LUCF含む) All GHG 0.01 0.01 CO2 CH4 0 0 N2O F-Gas 0.01 All GHG CO2 CH4 N2O F-Gas 出所:Climate Watchを参照し受託者作成 12.1.3. 再生可能エネルギー (1) 再生可能エネルギー導入状況 分類 エネルギー 運輸 0.01 No Data No Data No Data 0.01 分類 GHG合計(LUCF含まない) 0.01 0.01 0 0 0.01 農業 建物 0 No Data No Data No Data 0 0 No Data No Data 0.01 No Data 0.01 No Data No Data No Data 0 0 0 0 0 0 141 バンカー燃料 産業プロセス 電気/熱 0.01 No Data No Data No Data 0.01 漏洩排出 NA 0 0 No Data NA 0 0 0 No Data 0 No Data 0.01 0 No Data No Data No Data 土地利用・林業(LUCF) 廃棄物 エネルギー その他燃料燃焼 0 0 0 No Data 0 製造/建設 0 No Data No Data No Data 0 0.01 0 0 0.01 336 https://www.adb.org/projects/49450-015/main 337 IRENA(2022) 338 https://www.greenclimate.fund/countries/tuvalu

元のページ  ../index.html#154

このブックを見る