太平洋島嶼国エネルギー等事情調査報告書
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11.1.4. その他 (1) 石油製品およびエネルギー輸入 上記「トップドナーの取り組み」において、2023年以降も継続する案件の概要は以下のとおりである。 表 11-4 2023年以降も継続するトップドナーの取り組み • Ms. Lani Milne (Operational Focal Point), LANIMILNE@GMAIL.COM 2020年、RMIの石油製品の輸入額は8億9,600万ドルであり、全体の輸入額の119億ドルのうち7.5%を占める。石油製品は主に中国(5億3,900万ドル、石油製品の輸入額の60.1%)、ブラジル(1億9,800万ドル、同22.1%)、ギリシャ(5,450 万ドル、同6.1%)から石油製品を輸入している。 3) 再生可能エネルギー推進体制 GCFのNDAである環境計画・政策調整オフィス(Office of Environmental Planning and Policy Coordination)は相談先のひとつと想定される。GCF315に記載されている連絡先は以下のとおりである。 エネルギーについては完全に輸入に頼っており、2015年から2019年の5年間の総エネルギー使用量に占めるエネルギー輸入の割合は100%である316。 131 11.2. 国外関係者の対応状況 11.2.1. トップドナーの取り組み RMIにおけるトップドナーの取り組みは以下のとおりである。 表 11-3 トップドナーの取り組み ドナー オーストラリア ニュージーランド 緩和 適応 ドナー プロジェクト オーストラリア 気候変動および海洋サポートプログラム(COSPP)(2013年~現在) ニュー気候変動プログラGHG削減の取り組みを含む、太平洋島嶼国における気候変動対緩和/適応 プロジェクト 緩和 適応 概要 同プログラムでは、離島コミュニティが気候変動、海洋現象に備え、影響を軽減できるよう気候、海洋、潮汐に関するデータを収集・分析し、ポータルサイトによる提供やセミナー開催等を行っている318。 ― • RMIにおける太平洋開発を形作る女性支援プログラム(The Pacific Women Shaping Pacific Development in Marshall Islands)(2012年~2022年)317 • 気候変動および海洋サポートプログラム(COSPP:Climate and Oceans Support Program in the Pacific)(2013年~現在) • 気候変動プログラム(2019年~2025年) ― 315 https://www.greenclimate.fund/countries/marshall-islands 316 ADB Key Indicators Database 317 ジェンダーに配慮した気候変動対策の推進を支援。https://www.dfat.gov.au/about-us/publications/Pages/pacific-318 http://cosppac.bom.gov.au/about-cosppac/ women-shaping-pacific-development-marshall-islands-country-plan-summary

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