太平洋島嶼国エネルギー等事情調査報告書
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7.1.5. その他 (1) 石油製品およびエネルギー輸入 表 7-5 2023年以降も継続するトップドナーの取り組み (2016年~2020年)199 2020年のサモア独立国において、石油製品の輸入額は3,460万ドルであり、全体の輸入額3億3,500万ドルのうち、10.3%を占める。石油製品は主にシンガポール(2,720万ドル、石油製品の輸入額の78.8%)から輸入しており、韓国(587万ドル、同17.0%)、米国(853千ドル、2.5%)がそれに続く。 エネルギーは輸入に頼っており、2019年の総エネルギー使用量に占めるエネルギー輸入の割合は69%である。2015年の同割合は67%であり、5年間で微増している 7.2. 国外関係者の対応状況 7.2.1. トップドナーの取り組み サモア独立国におけるトップドナーの取り組みは以下のとおりである。 82 表 7-4 トップドナーの取り組み 上記「トップドナーの取り組み」において、2023年以降も継続する案件の概要は以下のとおりである。 スチック材料で作られた使い捨て生理用ナプキンに代わり、手頃な価格で環境に優しい代替品を女性に提供する。製品を製造する女性に雇用を提供することも計画している198。 ドナー 緩和/適応 プロジェクト オーストラリア 緩和 適応 緩和 ニュージーランド 適応 ドナー プロジェクト ニュージーラ気候変動プログラム(2019年~― • サモア独立国財政力強化プログラム(Samoa Fiscal Resilience Program)• 教育セクター支援プログラム(2016年~2020年)200 • COSPPacフェーズ2(2018年~2022年) • サモア独立国における太平洋開発を形作る女性支援プログラム(The Pacific Women Shaping Pacific Development in Samoa)(2012年~2022年)201 • サモア独立国再生可能エネルギー・パートナーシップ(2017 年)202 • 気候変動プログラム(2019年~2025年) ― 198 https://www.unep.org/news-and-stories/story/meet-samoan-businesswoman-whos-making-sanitary-products-more-199 https://www.dfat.gov.au/about-us/publications/samoa-australias-commitment-to-strengthening-climate-and-disaster-200 技術支援と資金の支援を通じて、サモア独立国の学校インフラ、カリキュラム、教員研修に気候変動と災害へ201 ジェンダーに配慮した気候変動対策の推進を支援。https://www.dfat.gov.au/about-us/publications/samoa-australias-202 ニュージーランド政府はパートナーシップの締結によりZND89万、USD63万の資金を提供し、電力公社等のsustainable resilience-in-the-pacific commitment-to-strengthening-climate-and-disaster-resilience-in-the-pacific の耐性を取り入れるためのプログラムである。https://www.dfat.gov.au/about-us/publications/samoa-australias-commitment-to-strengthening-climate-and-disaster-resilience-in-the-pacific 能力強化を実施。Ministry for the Environment (2019) New Zealand's Fourth Biennial Report 概要 GHG削減の取り組みを含む、太平洋島嶼国における気候変動対策を支援するプログラム。 同プログラムは、ニュージーランド政府

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