ツバルガイドブック
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0●3ソロモン諸島トケラウ諸島サモア(2022年)を大きく上回る。ポリネシアで最も小さい国であり、そして最も人口密度の高い国である。 ツバルとは8つの伝統という意味であり、昔からの居住者がいなかった最南端のニウラキタ島を除いて、8つの島の伝統があると考えられている。8つの島は、北からナヌメア環礁、ナヌマンガ島、ニウタオ島、ヌイ環礁、バイツプ島、ヌクフェタウ環礁、フナフティ環礁、ヌクラエラエ環礁である。ニウラキタ島には、1949年にニウタオ島の人々が恒常的に移住し始めた。 ツバルの人口は、11,792人(2020年、世界銀行)で、その約53%の6,300人ほどが首都フナフティ環礁に居住している。 ツバルの気候は熱帯の海洋性で、気温は1年を通じて25~30℃で変化に乏しい。降水量は北より南が多く、北の島々では年平均2,900mm、南の島々では年平均は3,400mmほどである。11月から4月の間は雨季で北西の風が強い曇りがちな天気となる。5月から10月の間は乾季で、南東からの穏やかな貿易風が吹き、晴れの日が多い。ただし、降水量は年間を通して多く、最も少ない月でも平均200mm程度、最も多い月では平均350mmほどである。●先史時代 ツバルに人が住み始めたのは今から約2,000年前であるといわれている。ツバ250kmバイツプVaitupuフナフティFunafutiヌクラエラエNukulaelaeニウラキタNiulakita500kmウォリス・フツナ諸島ナヌメアNanumeaナヌマンガNanumangaニウタオNiutaoヌイNuiヌクフェタウNukufetauキリバスツバルフィジー諸島キリバス人 口気 候歴 史

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