ソロモン諸島は、南緯5~12度、東経155~170度に連なる島々からなり、海と山と珊瑚礁が織りなす豊かな景観を持つ。パプアニューギニアのブーゲンビル島に接するショートランド島から南東約1,700kmにわたって約1,000の島々が並び、南東側国境は海を隔ててバヌアツ共和国と接している。 総面積は約30,000km2で、太平洋島嶼国ではパプアニューギニアの次に大きい。6つの主要島をはじめ火山島が多く、主島ガダルカナル島にそびえる国内最高峰のマカラコンブル山(標高2,447m)やポポマナソー山(ガダルカナル島:標高2,330m)、べべ山(コロンバンガラ島:標高1,770m)など、内陸部には高い山 ソロモン諸島は熱帯に属し、一年を通じて高温多湿な気候となっている。年間を通じた気温の変化はほとんどなく、ホニアラの平均最高気温は約31度、最低気温は約23度となっている。 雨については大きな変動があり、12月~3月までが雨期、6月~9月までが乾期となっている。平均月間降雨量は最大で246mm(2月)、最少は69mm(8月)。雨は短時間に激しく降る熱帯特有のスコールが多い。なお、乾期でも降水日数は13日程度あり、夜間に降ることが多い。がそびえる。豊かな熱帯雨林が広がり蛇行した川が流れる島が多く、また環太平洋火山帯上に連なっているため、観光地としては未開発だが温泉もある。 一方、隆起珊瑚礁でできた平らな島も数多くあり、海岸線は、マングローブ林、白砂と黒砂のビーチ、岩場とバラエティに富んでいる。海域も広大で排他的経済水域は南太平洋では3番目に広い約135万km2に及んでおり、太平洋でも有数の漁場となっている。3地 理気 候ギゾムンダアウキ
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