いるほか、フェリーも航行している。 ソロモン諸島の北西にあるチョイスル州(州都タロ)は1991年にウエスタン州から分離した新しい州。住民たちの多くは自給自足をベースに暮らしており、観光開発もほとんど進んでいない。 ガダルカナル島の南側にあり、ポリネシア系の住民たちが暮らすレンネル島とベロナ島から成るレンベル州も、チョイスル同様、観光開発はほとんど進んでいない。同州にある東レンネルは、自然遺産として1998年に太平洋島しょ地域では最も早く世界遺産に登録されており、コウモリやウミヘビ、ラン、タコノキなど、多くの固有種が確認されている。 ガダルカナル島の南東に位置するマキラ州(州都キラキラ)は独特の伝統舞踊で名高く、年に一度行われる地元の祭りにはわざわざヨーロッパからも観光客が訪れている。2024年11月にはスリーシスターズ島近海で全長30メートルを超える世界最大のサンゴが発見された。 マキラ州のさらに西、ソロモン諸島の最東端に位置しバヌアツと国境を接するテモツ州は、サンタ・クルーズ諸島という名でも知られている。海外からの観光客は極めて限られているが、州都ラタや北側に位置するリーフ諸島には、近年、旅行者用の宿泊施設が作られている。27その他の島々
元のページ ../index.html#29