ソロモンガイドブック
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 首都ホニアラは、ガダルカナル島北側中央よりやや西に位置し、特別行政市としてガダルカナル州とは別に市制が敷かれている。都市としてのホニアラの歴史は浅く、太平洋戦争でホニアラ空港(旧称ヘンダーソン空港)が日本軍により建設され、これを奪取した連合軍が周辺を拠点化したことに伴いインフラが整備されたことが街としての始まりである。戦後、施政権を回復したイギリスが政庁を戦前のツラギから移転したことで市街としての体裁も整えられ、独立後も首都となった。 ホニアラはソロモン諸島で唯一の「都市」と言ってよく、政治のみならず物流や移動の中心地である。近年では人口が急増し、都市インフラの整備が急務となっている。●空港から中心部まで ホニアラ空港から中心部までは、海岸沿いのククム・ハイウェイを西に向かい約10キロの距離。空港を出発して2キロほどでルンガ川を渡り、さらに2キロほどでゴルフコースと産業地区ラナディに到着する。その後2キロほどでパナティナ地区、ソロモン諸島国立大学(SINU)パナティナ校を過ぎククム地区となる。さらに2キロほどで右手に中央病院、左手にチャイナタウン入口となり、マタニコ川を渡ってメンダナアベニューを進むと、市場、港、キタノ・メンダナ・ホテル、政府庁舎、日本大使館などがある市内中心部に至る。●市内の移動 ホニアラは小さな街なので、時間に余裕があれば歩いてまわってもよい。ただ14ホニアラとその周辺

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