●私有地への立ち入り ビーチや畑などは基本的に私有地となっている。公道を外れてこうした土地に立ち入る場合には事前に許可を求めた方がよい。ビーチや景勝地、私有地に建てられた慰霊碑の中には、地元で入場料を設定している場合もあるので、ツアー以外でこうした場所を訪れる際には別途の支払いも念頭に置いておくこと。●写真撮影 日本ほど個人情報や肖像権にはうるさくはなく、一般にソロモン人は写真に写ることは嫌いではないが、地元の人を撮影する場合にはマナーとして事前に許可を得ること。特に村落での日常生活などを撮影する際には留意したい。アクティビティ●ダイビング・マリンスポーツ ダイビングやマリンスポーツのスポットとしては、日本ではまだほとんど知られていないが魅力的なスポットが数多く点在している。ダイビングはギゾ、ムンダ、ウエピなどにダイブショップがあるほか、ホニアラ発着でダイビングクルーズ船が運行している。ガダルカナル島の北にあるゲラ島や二重のバリアリーフに覆われた巨大な環礁マロボラグーンなどのスポットは人気が高く、バラクーダやギンガメアジ、カンムリブダイの群れや、イルカ、ウミガメ、マンタなど見どころは豊富で、沈船や地形派、マクロ派も楽しめる多様なスポットが点在している。 またサーファーの間では「知る人ぞ知る」ポイントが多く、イザベル州には宿泊客の大半がサーファーのリゾート施設もある。このほか、フィッシング、ドルフィンスイムも楽しめる。●戦跡ツアー 太平洋戦争のターニングポイントとなった攻防戦が繰り広げられたガダルカナル島を始め、ソロモン諸島各地は第二次世界大戦の激戦地であり、ソロモン諸島を訪れる日本人観光客の多くは慰霊巡拝や戦跡巡りを行っている。ホニアラ周辺にも数多くの戦跡があり、ツアーも設定されている。●離島旅行 ソロモン諸島旅行の醍醐味のひとつは、定型化された「観光」から一歩踏み出してオリジナルの旅を体験すること。火山とツカツクリの巣を訪れるサボ島旅行や戦前の政庁所在地で巡洋艦「菊月」の船影を見学できるツラギへのツアーはホニアラから日帰りでも可能。また、個人旅行経験豊富な旅行者なら、90年代に「太平洋の島でもっとも印象に残ったスノーケルポイント」と旅行作家が絶賛したケネディ島を擁するリゾート地ギゾ(ウエスタン州)、カメの聖地アナボン(イザベル州)、貝貨と遠洋航海用カヌーを作っているランガランガ(マライタ州)、太平洋島しょ地域で最も早く世界遺産になったレンネル島(レンベル州)など、特別な旅が経験できるスポットが少なくない。時間に余裕があればぜひ旅程を12
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