サモアガイドブック
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20アピア近郊の見どころ観光局/政府庁舎Government Building Complex 7階建ての観光局/政府庁舎は中国政府の援助によって1993年に完成した。屋上のファレはサモアの伝統を取り入れたものである。ムリヌウ半島Mulinu’u Peninsula アピアの西側に突き出たムリヌウ半島は、古い都の在った場所で、政治上の記念碑や国会議事堂などの政府庁舎が多く見られる。アピアの街からビーチ・ロードを半島の方へ行くムリヌウ通りに入ると、直ぐにタノア・ツシタラ・ホテルがある。そのまま10分ほどでイギリス・アメリカ記念碑があり、その先にドイツ記念碑がある。さらに少し歩くと独立記念碑と土地称号裁判所があり、その左手には丸屋根の国会議事堂がある。サモアの伝統建築様式であるファレを現代風にアレンジした建物で、屋根の下はガラス張りで中が見えるようになっている。半島の最先端には1902年に屋上にファレのある観光局/政府庁舎パロロ・ディープPalolo Deep ムリヌウ半島からアピア港を挟んだ反対側にあるパロロ海岸から沖合いに100mほどの地点が「パロロの深み」と呼ばれる場所である。海岸からそこまでは満潮時でも大人の背丈ぐらいの深さしかないが、パロロ・ディープに到着すると突然80mほどのドロップ・オフとなる。海の保護区に指定されており、カラフルな魚が群れ泳ぐ、シュノーケリングには最高の場所である。保護区への入場は有料(5~10タラ/人)で、毎日8時~18時まで開いている。また、ドイツ人によって建てられた気象台やタマセセ王や当時の王朝の大きな墓があり、その手前にはマエリトア・タヌマフィリⅠ世とその父であるラウペパ王の墓がある。国会議事堂裁判所

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