ニウエの日曜日ニウエへのアクセス5は約1800人ほどに増えている。現在、本国の人口の10倍以上のニウエ人が海外で生活していると推定される。その数は、ニュージーランドに約22,000人、オーストラリアに約3,000人である。なお、面積約67km2のフバル森林とほぼ同じ広さのクック諸島のラロトンガ島では人口が11,000人以上となっている。 ニウエ人には憲法上ニュージーランドの市民権も付与され、ニュージーランドパスポートを保持している。識字率は太平洋島嶼国の中で最も高いグループに属し98% である。識字率が高いのはしっかりした教育制度に負うところが大きい。4歳児は先ず早期児童教育(ECE)で1年間の教育機会が与えられ、5歳で6年制の小学校に入学する。7年制の高等学校がニュージーランドのカリキュラムを基にして行われ、大学教育を希望する者には南太平洋大学の関連機関があって、奨学金を受けながら高等教育を受けることができる。 日曜日は安息日であり、教会へ行くほかは原則として何もしない。教会から帰ってくると、家で昼寝をするかビデオを鑑賞するなどして過ごす。ラジオの放送もない。ボートを出すことも午前4時から午後9時までは禁止されているのでダイビングも釣りもできない。海岸での遊泳も2~3か所が認められているだけなので、旅行者は注意が必要である。 ニウエ政府は観光促進に力を入れているといえども、まだまだ訪問する旅行者は少ない。航空便数も限られているので運航日は旅行計画前に確認する必要がある。 通常の空路でニウエを訪問する場合、ニュージーランドのオークランド空港からの便が唯一の窓口である。オークランド空港を土曜日午前に出発し、約3時間40分のフライトの後、日付変更線を越える影響で、金曜日にハナン国際空港に到着する。逆に同日の昼過ぎにニウエを出発した便が、土曜日の夕刻にオークランドに到着する。 2022年12月現在、ニウエへの便は週1便のみなので、ニュージーランド航空にて運行情報を確認する必要がある。
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