ナウルガイドブック
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2歴 史 ナウルは東京とオークランド(ニュージーランド)のほぼ中間、東経166度、赤道の南42kmの位置にある。国土面積は21k㎡であり、伊豆大島の約4分の1の大きさである。一周19kmの一つの島でできた国家であり、中央部は燐鉱石採掘跡が広がる台地になっている。日本にとっては、バチカン市国、モナコ王国に次ぎ世界で3番目に面積の小さい独立国である。 ミクロネシアの様々な島からナウルに人が渡ってきたと考えられているが、その具体的な時期は分かっていない。1798年に英国の捕鯨船ハンター号(Hunter)のジョン・フェーン(John Fern)船長が、西洋人として初めてナウルに到達し、この島を「心地よい島(Pleasant Island)」と呼んだと言われている。その後、1888年にドイツ領となり、その頃から「ナウル」と呼ばれるようになる。 1899年に地質学者アルバート・エリス(Albert Ellis)によってナウルで燐鉱石が(バヌアツ)日本と太平洋島しょ国ナウルの概要

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