35戦前の漫画「冒険ダン吉」のモデルとも言われる森小弁(モリ大統領の曾祖父)の記念碑などがあり、「イチマントン(10000トン)」、「ナンボウ(南貿=南洋貿易)」「リトルトウキョウ」などの地名も残る。●エテン島(竹島) 山を崩して造った全長1200mの滑走路跡が島の半分を占め、戦跡ツアーでは日本軍の通信所跡を訪れることができる。周囲には戦跡ダイビングのポイントもある。●フェファン島(秋島) チュークの民芸品の8割近くがこの島で生産されている。バナナとハイビスカスの繊維で織り込んだ高品質のカゴ細工が有名。●ファイチュック諸島 ラグーンの西半分に位置する島々で、日本統治時代には七曜諸島と呼ばれていた。最も大きいトール島(水曜島)までは船外機の馬力と天候にもよるが、ウエノからボートで1時間ほど。●ファロス島 ウエノの北西にぽつんと浮かぶ島。ヤシの木が木陰をつくり、周囲を柔らかく白いビーチが囲んでいる。●サタワン環礁 モートロック諸島の最南端サタワン環礁は比較的人口の多い4島と45の小島からなっているが、合計面積は5k㎡にも満たない。約500人が生活している主島サタワン島は、ウエノ島(春島)から飛行場のある夕島(TaIsland)に飛び夕島からボートで移動できる。チューク・ラグーンの島々より以前に西洋との関係が始まったと伝えられており、それだけに人々は訪問者に優しく、飛行機が着くと、見知らぬ人のために出迎えたりする。サタワン島と約200mの浅瀬を挟んで住んでいる夕島には300人が居住しており、2つの島は干潮時には繋がって1つになる。サタワン島には数台の旧日本軍の戦車や零戦が保存されている。
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