マーシャル諸島ガイドブック
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社会と自然7●言語と教育 公用語はマーシャル語と英語。島民同士の会話は、ほとんどがマーシャル語、政府機関などの公式書類は英語である。また、歴史上の経緯により、年輩の人で日本語を話せる人も居る。 教育は米国の教育制度を取り入れており、エレメンタリースクール7~8年、ハイスクール4年である。大学は、マーシャル諸島短期大学と南太平洋大学(University of South Pacific)のマジュロキャンパスがある。●宗 教 1857年に最初の宣教師がマーシャル諸島の最南端のエボン環礁に上陸した。これにちなんだ祝日が、12月第一金曜日のゴスペル・デーで、マーシャルに初めて聖書が持ち込まれた記念日となっている。 大部分がプロテスタントで、会衆派教会、神の議会、プロテスト、安息日再臨派などに分かれている。カトリック教徒はミクロネシアのほかの地域に比べると少ない。●鳥類と動物 海鳥を中心に106種の鳥類が生息。「ムレ」(英名:ラタック・ミクロネシア・ピジョン)と呼ばれる固有種は、マジュロ近郊でも見ることができる。家畜のブタやニワトリ、ペットとしてイヌやネコが多く見られる。●海洋生物 マーシャル諸島は海洋生物の宝庫である。サンゴ虫やイソギンチャク、カラフルなイソバナ類、オウム貝、絶滅が心配されるウミガメなども棲息している。また、サリキエップ環礁で見たシロアジサシ

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