マーシャル諸島ガイドブック
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日本との関係特産品6光産業に力を入れており、ダイビング、スポーツ・フィッシング等をセールス・ポイントとして、米国や日本からの観光客誘致に努力している。日本からの観光客数は、2001年には659 人、2009年には1000人を超えたが、近年は400人前後で推移している。 明治以前から細工用の貝を求め日本の漁師がマーシャル諸島方面に渡っていたことが知られている。また、ドイツ統治以前から日本の商社がコプラの買い付け、雑貨類の販売のため貿易を行っていた。1914年、第一次大戦の勃発と同時に日本軍はドイツ領ミクロネシアを無血占領し、1920年からは国際連盟委任統治領とし、第二次大戦終結まで30年間統治した。1969年、日米両国民は、ミクロネシア地域が激戦活気のあるマジュロの中心街地になったことに鑑み、住民全体の福祉向上の見地に立ち、ミクロネシア協定を締結し、両国はミクロネシアに対し夫々500万ドル(当時のレートで18億円)の自発的拠出を行った。1993年1月には日本・マーシャル協会が設立された。日本との正式な外交関係は、1988年12月に樹立され、1991年12月に在京マーシャル大使館が、1997年1月に在マーシャル日本大使館が開設された。 マーシャル諸島の人々の対日観は、一般的に日本及び日本人に対し親近感を持っている。また、日本の経済協力、日本との漁業関係などもあり、両国の友好関係は深まってきている。2022年1月現在の在留邦人数は、45名で、その殆どが首都マジュロに在住し、商業等の従事者が多い。 貿易関係では、日本は米国に次いで重要な貿易相手国である。マーシャル諸島からの対日輸出の殆んどがマグロ、カツオで、日本からの輸入は機械、車両、食料品等である。 マーシャル諸島の特産品としては、食品では、マグロ、カツオ等の魚介類に加え、ノニ・ジュースやココナッツ・オイル等がある。また、ハンディクラフトとしては、「アミモノ」と呼ばれるヤシやパンダナスの繊維製バッグ、トレーなどや貝細工等がある。トイレタリーでは、ココナッツ石鹸やココナッツ・オイル等のココナッツ製品やノニ・ソープ等がある。

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