マーシャル諸島ガイドブック
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27 マジュロから東に15キロ離れた133のサンゴ島からなる環礁。マジュロから近いこともあり、気軽にデイトリップで参加することができる。マジュロから船で約1時間、週3便マジュロ-アルノ間でフェリーがある。マジュロよりも透明度の良い海とも言われ、外洋が穏やかな5〜10月頃がベストシーズン。港近くでも沢山の珊瑚が生息し、シュノーケリングに適している。●宿泊 Arno Bed & Breakfast 625-3250 Enedrik Island (949) 675-7579 Email: RICMKOVER@yahoo.com ($499〜999/週)アルノ環礁Arno Atollアルノ環礁シュノーケリングアルノ環礁の宿泊施設 1946年、アメリカ軍が行う原爆実験に反対して、フランスのデザイナーが新作発表の水着に“ビキニ”と名づけた。本来“ビキニ”の語源はマーシャル語で“多くのヤシの木”という意で、その名の通り自然を多く残している島だった。また、世界で初めて水爆実験が行われたのも、ここビキニ環礁である。米軍は実験の際に、環礁湖に70余りにも及ぶ大小艦船を標的として浮かべた。その中には、アメリカの空母サラトガや、日本の戦艦長門も含まれていた。 現在では、実験による放射能汚染は短期間の滞在では問題のないレベルで安定していると発表されており(ただし、島の作物などは摂取してはならない。海産物なら可能)。2010年には世界遺産として登録された。2011年現在、宿泊施設は営業していない。インディーズ・トレーダーの大型ボート(p.19参照)をチャーターするか、エアマーシャルアイランドをチャーターして日帰りする方法がある。ビキニ環礁Bikini Atollビキニ環礁沈潜ダイビング

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