太平洋島嶼国投資ガイド
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2020年の主な輸入品は石油製品(3.23億USD)、掘削機械(1.18億USD)、食用調製品(9,870万USD)、米(9,740万USD)、原油(8,270万USD)で、主にオーストラリア(11.3億USD)、中国(9.22億USD)、シンガポール(5.15億USD)、マレーシア(2.46億USD)と日本(1.55億USD)から輸入している。輸出品は、石油ガス(29.5億USD)、金(23.4億USD)、銅鉱石(6.96億USD)、粗材(5.07億USD)、ニッケルマット(4.59億USD)で、主にオーストラリア(23.9億USD)、中国(20.9億USD)、日本(18.9億USD)、中国(6.07USD)、韓国(4.87億USD)に輸出されている175。 ⑦ 労働力・人的資源 表 55 二国間投資協定 して独自の外交を展開している(2015年9月~2016年9月議長国)173。また、2011年5月にEUとのEPAに加盟している174。二国間投資協定については下表のとおり。 相手国 日本 マレーシア 中国 オーストラリア 英国 ドイツ (出所)United Nations Conference on Trade and Development, Investment Policy Hubより作成 国内の開発ブームにより、現在熟練した技術労働者が不足している。その結果、開発業者は、海外からの技術者を雇い入れる他、小規模の契約を通じ、特定の業者に一部の業務を外注する傾向にある。政府は開発政策の一つに教育を位置づけ、これまで無償教育政策、職業教育訓練プログラム、第三機関の育成と拡大を進めてきた177。 主に鉱物資源の輸出とエネルギー部門を基盤としているが、零細企業やインフォーマル企業が多く、その主な経済活動の市場は農業を基盤としている。国民の85%が農業部門にPNGの教育制度は、基礎学校3年(日本における幼稚園年長〜小学校2年生)、初等学校6年(同小学校3年生〜中学校2年生)、中等学校4年(同中学校3年生〜高校3年生)、大学4年で、公立校は中等学校まで、教育費が無料となっている176。 署名日 2011/04/26 1992/10/27 1991/04/12 1990/09/03 1981/05/14 1980/11/12 78 発効日 2014/01/17 -(署名のみ) 1993/02/12 1991/10/20 1981/12/22 1983/11/03 173 日本外務省ウェブサイト 174 European Commisionウェブサイト 175 Observatory of Economic Complexityウェブサイト 176 国際機関太平洋諸島センター(PIC)ガイドブック『パプアニューギニア』 177 Investment Promotion Authority, Papua New Guinea投資ガイド2014

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