収集・確認調査」 収集・確認調査」 収集・確認調査」 RMIの舗装道路網はマジュロ環礁、イバイ島(クワジェリン環礁内)、及びクワジェリン環礁のみに存在し、道路延長は130km~160km程度である。橋梁はマジュロに1本、桟橋については第二次世界大戦中に日本軍が建設したドックとランプがジャルートとウォッチェに存在するのみである86。 RMI唯一の国際空港はマジュロ環礁の南東部に位置するアマタ・カブア国際空港である。40 84 独立行政法人国際協力機構(2022)「大洋州地域持続可能な経済成長に向けた経済・主要セクター情報85 独立行政法人国際協力機構(2022)「大洋州地域持続可能な経済成長に向けた経済・主要セクター情報86 独立行政法人国際協力機構(2022)「大洋州地域持続可能な経済成長に向けた経済・主要セクター情報87 Logistics Capacity Assessmentウェブサイト 88 World Bank (2019), “Marshall Islands Maritime Investment Project - Combined Project Information Documents / Integrated Safeguards Datasheet (PID/ISDS)” 過去数年の労働力の動態については、1997年以降のPublic Administrationの政府職員総数は2,953人であったのが、2015年から5,000人以上の職員数に達しており、公共部門での採用数が増加していることが分かる。また、ナウル協定(PNA)に加盟していることもあり、水産業の分野でも雇用者数に改善が見られ、経済に大きく貢献している。米軍のクワジェリン基地の雇用についても、上記統計から労働力としても重要な役割を果たしていると言える84。 労働力に関する課題としては、多くのマーシャル人が十分な仕事の機会がないために米国に移住を計画していることが挙げられる。特に、低所得の家庭では家族を十分に養うことができないという状況にあり、移住を検討する傾向にある。また、政府は、RMIへの移民労働者が労働力として重要な役割を果たしていることを認識しており、請負業者、電気技師といった特定の分野では専門知識を持つ労働者を雇う必要があり、それらは有資格者が多い移民労働者によって職が占められている。過去には、労働許可証の期限が切れているにもかかわらず、RMI国内に留まっている外国人労働者に関するケースがいくつかあったが、このようなケースは、外国人労働者の数の増加に伴い頻繁に起こる傾向にある85。 ⑧ インフラストラクチャー ユナイテッド航空、ナウル航空、国営のマーシャル諸島航空が就航している。貨物便はユナイテッド航空のほか、アジアパシフィック航空が就航しており、また一般乗客はプライベートジェット機を利用することもある87。 港湾についてはマジュロ港、及びイバイ港の2つの国際港が存在する。マジュロ港には国際貨物を取り扱うデラップドックと国内旅客及び貨物を取り扱うウリガドックの2つのドックが存在する88。
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