【漁業】 水産業はRMIの人々の食生活、及び産業にとって重要な要素となっている。1960年代以降、輸入食品の重要性は増したものの魚の消費量は依然として多く、RMI水域での漁業許可に関する外国船籍からのライセンス料は政府歳入の大きな部分を占めている。首都マジ【鉱業】 38 RMIは、美しいビーチ・環礁を有し、レック・ダイビング始め様々なマリンスポーツを楽しむことができる。観光開発が進んでおらず、手つかずの自然を楽しむことができる一RMIへの訪問者数は2019年に大幅に増加していた。2017年の観光収入は1,180万USDでGDPに占める割合は5.68%であった74。訪問目的はビジネス目的の訪問者が最も多く、休暇目的の訪問者数の減少が顕著である75。 【木材加工業】 RMIの森林資源はマーシャル人の入植以来、殆どがアグロフォレストリーに転換された。RMIのアグロフォレストリーは、パンの木、ココナッツ、及びパンダナス等の樹木やその他の低木が混合植栽されており、多くの地域がココナッツプランテーションとしても管理されている76。 RMIの鉱業セクターは、海底鉱物(Deep Sea Minerals)含め、MNRCが所掌するが、鉱物73 FAO, 2018, Fisheries of the Pacific Islands Regional and national information 74 DK Jennings Consulting, Inc., 戦略観光開発計画2020-2024 75 Statistical year book 76 独立行政法人国際協力機構(2022)「大洋州地域持続可能な経済成長に向けた経済・主要セクター情報77 World Bank, 2017, Precautionary Management of Deep Sea Minerals 収集・確認調査」 ュロには、漁船活動に必要なインフラや設備が整備されており、マジュロ環礁内は巻き網漁船や冷凍魚の運搬船が安全に停泊できる場所となっていることからも、マジュロ港はマグロ漁業及びRMI全体の経済発展にとって重要な資産の一つである73。 【観光業】 方で、観光資源は大洋州の他の国々が持つものと類似している。アメリカによる核実験が繰り返し行われたビキニ環礁核実験場が世界文化遺産となっている。 資源やその他の採掘産業での経験がない。2014年に暫定海底鉱物委員会(Interim Seabed Minerals Board)が設立された。国家海底鉱物政策(National Seabed Minerals Policy)に関しては、2018年時点の世界銀行のレポートでは草案策定の段階であった。コバルト鉱脈の商業化は早くても2040年となる見込みである77。
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