④ 経済状況 1996年 マーシャル自治政府発足以来5期にわたり大統領を務めてきたアマタ・カブア大統領が、1996年12月死去。いとこであるイマタ・カブア大臣が1997年1月新大統領に選出された。 2000年 1999年11月に総選挙において野党であった統一民主党(UDP)が勝利し、2000年1月、同党のノート国会議長が大統領に就任した。 2004年 ノート大統領は、2001年に期限を迎える米国からの財政援助を継続させるための自由連合盟約改訂交渉を米国との間でまとめ(同協定は2004年10月に発効、2023年に期限を迎える)、2003年11月の総選挙にも勝利し、2004年1月に再任された。 2008年 2007年11月の総選挙では、与野党接戦であったが、最終的に野党我が祖国党(AKA)が中心となって結成された統一人民党(UPP)グループが勝利し、2008年1月トメイン大統領が選出された。 2009年 2009年10月21日、議会内の混乱を背景に、ノート元大統領を含む複数の与野党議員が提出したトメイン大統領に対する不信任決議案が可決され、同大統領は辞任した。10月26日に行われた大統領選出選挙の結果、ゼドケア大統領(我が政府党:KEA)が選出された。 2012年 2012年1月3日、任期満了に伴い、国会議員(33名)の互選による大統領選出選挙の結果、ロヤック議員(AKA)がゼドケア大統領を破り、新大統領に選出された(有効投票32票のうち21票を獲得)。 2015年 2015年1月4日、国会議員(33名)の互選による大統領選出選挙の結果、前与党が擁立した無所属(新人)議員のキャステン・ネムラ氏が大統領に選出され、11日、大統領就任式が行われた。その後、同月14日に不信任動議が野党から提出され、26日、動議が可決され大統領は失職。27日、改めて大統領選挙が実施され、ヒルダ・ハイネ議員(元教育大臣)が選出された。 2020年 2020年1月6日、国会議員(33名)の互選による大統領選出選挙の結果、デイビット・カブア議員がハイネ大統領を破り、新大統領に選出され(20票を獲得)、13日、その他の閣僚を含めて宣誓式が行われた。 RMIの国家戦略計画であるNational Strategic Plan 2020-2030(NSP)67は、①社会・文化、②環境・気候変動・レジリエンス、③インフラ、④経済発展、及び⑤グッドガバナンスの5つの柱で構成されている。NSPの国家構想は、「社会的・経済的エンパワーメント」、「レ35 (出所)日本国外務省ウェブサイト(参照日:2022年10月25日) 67 https://rmi-data.sprep.org/dataset/marshall-islands-national-strategic-plan-2020-2030
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