太平洋島嶼国投資ガイド
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ž ž ⑧ インフラストラクチャー 322 Logistics Capacity Assessmentウェブサイト 323 国際機関太平洋諸島センター(PIC)ガイドブック『サモア』 324 World Bank(2021)「Implementation Completion and Result Report for the Samoa Aviation Investrment Project」 325 Logistics Capacity Assessmentウェブサイト 326 国際機関太平洋諸島センター(PIC)ガイドブック『サモア』 327 Samoa Investment Guide 2022 328 https://www.mcil.gov.ws/ からも確認可能Ministry of Commerce, Industry and Labour(以下、MCIL)のウェブサイトである。 Foreign Investment Act 2000 Foreing Investment Regulations 2011 サモアの道路網はよく整備されており、中心都市部からそれ以外の地域へも舗装道路で繋がっている322。ウポル島(アピア)、及びサバイイ島では、バスが住民の足となっている。トラックを改造したカラフルなバスは旅行者も利用できる323。 サモアにはファレオロ国際空港、マオタ空港、アサウ空港、及びファガリイ空港がある。ファレオロ、マオタ、及びアサウの3空港はSamoa Airport Authorityが管理・運営し、小規模の国際空港であるファガリイ空港は、国営航空会社Polynesian Holdings Limitedが運営している。オーストラリアとニュージーランドへの便はファレオロ国際空港から、アメリカ領サモア、トンガへの便はファガリアン空港から運航している。サモアの航空産業は、その他の太平洋島嶼国と同様に、長距離路線で輸送量、貨物量が少ないため、航空会社や空港の収益性が限られてしまうといった問題を抱えている324。 サモアには、6つの港があり、その内4つは大型外洋船が停泊できる港である(ウポル島のアピア湾、ムリファヌア湾、サバイイ島のサレロロガ湾、及びアスア湾)。貿易積み荷の97%を扱うアピア湾だけが商業港で、ニュージーランドやオーストラリア等の南太平洋諸国、日本やアメリカなどの北太平洋諸国、及びヨーロッパと結ばれている。その他の港は国内のフェリーターミナルとして利用されているか、全く利用されていない状況である325。 国内電話・国際電話・携帯電話ともに、民間企業であるBlue Sky Samoa、及びDigicel Samoaがサービスを提供している。携帯電話が普及しており、ほぼ国内全域をカバーしている326。 サモア開発銀行(Development Bank of Samoa)は、農業、漁業、工業、及びサービス業におけるプロジェクト開発を支援するため、中小企業や大企業に融資を行っている327。 ⑨ 投資政策・法令 投資関連法令については以下のとおり。産業の発展、及び外国投資の促進等を担う144 328

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