太平洋島嶼国投資ガイド
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2Master Development Plan(PNMDP)の質を持続可能な形で向上させる」ことをビジョンとして掲げ、それを達成するために下表の3つの開発目標を掲げており、民間セクターとの協働によるアプローチの開発が重要な要素とされている。但し、2020年が対象最終年となっており、新たな計画の策定が求められている。 表4 Palau 2020 National Master Development Planで掲げる3つの開発目標 下表はパラオの主要経済指標の推移である。 表5 マクロ経済指標 2016年 実質GDP成長率(%)※1 名目GDP総額(百万USD)※1 消費者物価指数前年比変化率(%)※1 失業率(%)※1 (出所)日本国外務省ウェブサイト(参照日:2022年10月25日) ④ 経済状況 2017年 米国議会が修正コンパクト案を承認。 2021年 2021年1月に就任したウィップス大統領は、省庁再編を推進するなど、より効率的かつ合理的な行政運営を目指すとともに、「パラオ人ファースト」をスローガž 持続可能な形での一人当たりの実質的な経済成長の拡大 ž 経済成長の利益の公平な共有 ž パラオ文化の充実化・自信の向上、国民意識の高揚、及び自然環境の保護 (出所)Palau 2020 National Master Development Plan 米国が今後15年間で2億3千万ドルの財政支援をパラオに供与するとする第二次コンパクトに署名。 ンに掲げ、パラオ人がより活躍できる社会を実現を目指している。また、観光業と外国からの援助に依存する財政構造が続く中、新型コロナウイルスの影響による経済への深刻な影響を踏まえ、経済の復興及び産業の多角化に向けた新たな施策を打ち出している。 パラオは1996 年に、2020 年を目標年とした長期開発計画として、Palau 2020 National 2017年 -2.0 287.6 0.7 -0.4 296.7 -1.0 - 6 2018年 5.8 285.3 2.1 2019年 -1.8* 280.4* 0.2 - - 2020年 - - - - - 2 https://palau-data.sprep.org/resource/palau-national-master-development-strategy-2020-executive-summary を策定し、「パラオ人及び将来世代のパラオ人の生活

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