太平洋島嶼国投資ガイド
133/207

【2つの戦略アプローチ】 264 https://www.theprif.org/sites/default/files/2020-08/Fiji%20Government%20National%20Development%20Plan.pdf (出所)日本国外務省ウェブサイト(参照日:2022年10月25日) ④ 経済状況 2012年12月、憲法委員会ガイ委員長が新憲法草案を大統領に提出。 2013年 2013年3月、フィジー政府は政府独自の新憲法草案を公表し、国民からの意見を公募。 2013年9月、フィジー政府は新憲法を公布。 2014年 2014年3月、バイニマラマ首相が国軍司令官を辞任。 2014年9月、総選挙を実施。バイニマラマ首相率いるフィジー・ファースト党が単独過半数の議席を獲得し、同党首のバイニマラマ首相が就任。同総選挙以降、PIF(首脳レベルでの総会参加は2019年から)及び英連邦等に復帰。 2018年 2018年11月の総選挙でもフィジー・ファースト党が単独過半数の議席を獲得、ž 包括的な社会的・経済的発展 ž 変革の戦略的な推進 た。 同党首のバイニマラマ首相が再任された。 中長期的な国家開発計画であるNational Development Plan 2017-2036(NDP)憲法に定められたすべての社会・経済的権利が実現されるようにする。成長と発展の中心には包括性があり、すべての国民の社会福祉を向上させるために、繁栄の恩恵は可能な限り広く行き渡るようにする。地理的な場所、性別、民族、身体的・知的能力、社会的・経済的地位にかかわらず、誰も取り残されることはない。 開発のフロンティアを拡大し、フィジーを変えるというビジョンをサポートするための、未来志向の政策転換。新興成長分野の育成、国内外の接続性向上、新技術の採用、生産性の最大化、人的資本開発の加速、及びグリーン成長はこの計画の実施において重要な指針となる。 124 は、「フィジーを変える」をビジョンに掲げるSDGsやパリ協定とも整合するフィジーの総合的な国家開発計画であり、下記2つの戦略アプローチが掲げられている。 264

元のページ  ../index.html#133

このブックを見る