2008年 2008年9月に行われた総選挙では、エドワード・ナタペイ元首相率いるバヌアアク党(VP)が11議席、現職のリニ首相率いる国民連合党(NUP)が8議席をそれぞれ獲得。各党間の多数派工作の結果、ナタペイVP党首が首相に選出された。 2010年 2010年12月、ナタペイ首相に対する内閣不信任動議が可決され、サトー・キルマン副首相兼貿易大臣が首相に選出された。 2011年 2011年4月、キルマン首相に対する不信任決議が可決され、過去に3度首相を務めた経験があるボオール氏が4度目の首相に選出された。 2011年5月、議会がボオール首相を選出したことは違憲との控訴審判決がなされ、キルマン氏が首相に復権した。 2012年 2012年10月、総選挙において、キルマン首相が再任された。 2012年12月、キルマン首相に対して不信任決議案が提出された。 2013年 2013年3月、キルマン首相が辞任。バヌアツ議会は首相選挙を実施し、カロシル首相が選出された。 2014年 2014年5月、カロシル首相に対する不信任動議が可決され、バヌアツ議会による首相選出投票でナトゥマン首相が選出された。 2015年 2015年6月、ナトゥマン首相に対する不信任案が可決され、2010~2013年にも首相を務めていたキルマン外務・国際協力・貿易大臣が首相に選出された。 2015年11月、国会議員の贈収賄事件をめぐる与野党の対立から、ロンズデール大統領はバヌアツ議会を解散。 2016年 2016年1月に総選挙が実施され、2月にバヌアツ議会による首相選出投票でサルワイ首相が選出された。 2017年 2017年6月、ロンズデール大統領が逝去し、サイモン議会議長が大統領代行に就任した。 2017年7月、バヌアツ議会によりタリス大統領が選出された。 2020年 2020年4月、2020年3月に任期満了に伴い実施された総選挙後初の議会が招集され、議員による投票によりロウマン議員が首相に選出された。 バヌアツ最高裁が2010年12月のナタペイ首相(当時)の排除及びその直後のキルマン首相選出は違憲と判断し、2011年6月にナタペイ元首相が暫定首相に任命された。 106 (出所)日本国外務省ウェブサイト(参照日:2022年10月25日)
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