太平洋島嶼国投資ガイド
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2001年 2001年12月、国際選挙監視団が監視する中、総選挙が実施され、ケマケザ政権が発足。同首相は、法秩序の回復と財政再建に取り組んだ。 2003年 その後も事態は深刻化し、自力では解決できないと判断して、2003年4月にオー2003年7月、オーストラリア・ニュージーランドが主導し太平洋諸島フォーラム(PIF)加盟国の警察・軍隊からなるソロモン地域支援ミッション(RAMSI)が、ソロモンの法と秩序回復のために派遣されて以来、著しく治安が改善された。 2006年 2006年4月、国際選挙監視団が監視する中、総選挙が平和裡に実施された。しかし、首相指名選挙でリニ氏が首相に選出後、首都ホニアラ市で騒擾が発生し、ソロモン政府は、同騒擾沈静化のため、PIF諸国へ支援を要請。豪、ニュージーランド主導で軍・警察要員がRAMSIへ増派された。その後、リニ首相は辞任。 RAMSIが監視する中、首相指名再選挙が行われ、2006年5月にソガバレ政権が発足した。 2007年 ソガバレ政権は少数5政党による連立政権であったが、同首相の政治運営に対する与野党からの不満等が高まり、2007年11月、総督に対し、首相辞任要請が提起され、12月同首相に対する内閣不信任案が可決された。その後行われた首相指名選挙で、野党統一候補として立候補したシクア前教育相が首相に任命された。 2010年 2010年8月、国際選挙監視団が監視する中、総選挙が平和裡に実施され、フィリップ政権が発足した。 2011年 2011年11月、不信任決議動議が議会に提出されたことを受けたフィリップ首相の辞任により、リロ政権が誕生。 2014年 2014年11月、任期満了に伴う総選挙の結果、前政権時代の野党有力者であり、過去2回の首相経験を持つソガバレ氏が再度首相に就任した。 2017年 2017年10月、ソガバレ首相の政治運営に対する不満が再度高まり、約20名の国2017年11月、ソガバレ首相に対する不信任案が採択され、議会が閉会された。他方、新首相を決定する投票では、ソガバレ政権を継承するホウエニプウェラ元財相が選出され、ソガバレ前首相は副首相兼財相に就任した。 2019年4月、任期満了に伴う総選挙の結果、過去3回の首相経験を持つソガバレ氏が首相に就任した。 2019年 2021年11月、ホニアラでソガバレ首相の退任を求める抗議活動が発生し、一部が暴徒化。その後、ソロモン政府の要請を受けて入国した豪州、パプアニューギ2021年 マライタ両武装勢力代表の3者間で和平協定が結ばれた。 ストラリアに支援を求めた。 会議員が与党を離脱。 91

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