クック諸島ガイドブック
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7じてその赤字が相殺されている。1980年代、90年代は背伸びをし、政府事業を拡大し、対外負債を累積させたが、90年代半ばからの公務員の大幅削減、政府資産の売却、経済運営の強化、観光促進、債務リストラ協定の締結などによる大胆な改革により窮地を脱した。小規模ながら順調な観光産業と広大な排他的経済水域(EEZ)を基に黒真珠の養殖を中心とした水産業の育成に重点を置いている。経済はその多くをニュージーランド、豪州からの経済援助と両国に住む移民からの仕送りに依存している。●輸入と輸出 アジア開発銀行の発表によると、2020年の総輸出額は29.967百万NZドル、総輸入額は161.032百万NZドルとなっている。主な貿易品目は輸出が魚介類、黒真珠など、輸入が食料品、鉱物・燃料、機械・輸送器具等。主要貿易相手国は、輸出先として、日本、NZ、中国、米国。輸入元として、NZ、フィジー、オーストラリア、米国、日本となっている。 義務教育は5歳から15歳までが対象で、高校までの費用は無料。クック諸島には全ての島を合わせて28の小学校と7つの中・高等学校がある。他に看護学校や教員養成大学、神学大学がある。ニュージーランド政府は高等学校進学者や大学進学者には奨学金制度を設けており、アヴァルアには南太平洋大学の分校がある。 クックの文化は、紀元前800年のポリネシア人の渡来から始まり、11世紀の有名な酋長トイの道路建設、その2世紀後のサモアの酋長カリカとタヒチの酋長タンギア・ヌイによる征服という歴史に基づいた、官能的で激しい音楽とダンスを特徴とする。歌詞に合わせ身体で物語を表現するが、そのダンスは早く、カラフルで壮観、腰を動かし身体で現すジェスチャーは、強い興奮とエロティシズムに包まれ、ポリネシア第一と評される。男性の踊りはほとんどが攻撃的なものだが、女性の踊りは腰をぐるぐる回したり、ゆっくりしたテンポで踊ったりと表情豊かでもある。ハワイとタヒチには極めて類似性があり、古くは同一の文化を共有していたと考えられている。この音楽とダンスは、子供のころから熱心に練習が積み貿 易教 育クックの文化:音楽とダンス

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