クック諸島ガイドブック
6/58

4北クック諸島6島トンガレバ島  9.8㎞2  環礁島マニヒキ島   9.8㎞2  環礁島プカプカ島   5.1㎞2  環礁島ラカハンガ島  4.1㎞2  環礁島ナッソー島   1.2㎞2  環礁島スワロー島   0.4㎞2  環礁島 南半球にあることからハワイとは季節が逆になるが、気候は類似している。ラロトンガ島は11~3月火山島平らな珊瑚島が雨期となり、それ以外の月は乾燥し、晴れている。2~3月が夏の盛りで平均気温は26~30℃、冬は7~10月で気温は最高25度℃、最低18度℃で雨が少ない。8月の夜は肌寒さを感じるほどである。●先史時代 クック諸島に人々が定住し始めたのは5世紀ごろからと言われており、ニュージーランドとタヒチを往復していたマオリ語を話す人々が、タヒチから島伝いに移住してきたのではないかと考えられている。北クック諸島のプカプカ島(Pukapuka)では約2300年前のものと推定される犬の頭部の骨が発見されている。犬はクック諸島の原産ではないことから犬を持ち込んだ外部からの移住者が居たのではないかと考えられる。また、1997年には日本の考古学者チームが、ラロトンガ島の近くの小島で1500年ほど前に人々が生活していたことを示す遺物を発見している。●ヨーロッパとの接触 1595年8月スペインの航海者メンダナ(Alvero Mendana)がプカプカ島を確認したことが記録されている。次いで1603年3月にはペドロ・フェルナンデスがラカハンガ島(Rakahanga)に上陸している。その後は1773年のジェームス・クックの訪問までヨーロッパ船の寄航は記録されていない。彼が発見したのは南クック諸島のマンガイア(Mangaia)、アチウ気 候歴 史

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る