クック諸島ガイドブック
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 クック諸島で3番目に大きい島で、ラロトンガ島の北東260㎞にあり、飛行機で50分かかる。●アチウ島(Atiu) クック諸島で3番目に大きい島で、ラロトンガ島の北東260㎞にあり、エア・ラロトンガで50分。島の周囲をマカテア(Makatea)と呼ばれる古代のサンゴ礁の隆起により出来た崖に取り囲まれており、450人ほどの島民は中央部に住む。島の北部の空港から中心部テンガタンギ村(Tengatangi) まで3 ㎞。島には、ジャングルの中にアナタキタキ鍾乳洞(Anatakitaki Cave)があり、地底湖で泳げる。この鍾乳洞は、世界でも珍しいエコーロケーションで飛ぶコペカが住み、運が良いと暗い洞窟の中飛び交う様子を見ることができる。 アチウ島は別名、バードアイランド(鳥の島)と呼ばれる。害鳥となっていたムク48アチウ島のビーチドリの駆除に成功し、島をあげて野鳥の保護に取り組んでいる。島を散策していると様々な鳥の歌声が聞こえる。 また、肥沃な土地には、パイナップルやハワイのコナに似た名物のコーヒーがアチウ・コーヒー工場(Atiu Coffee Factory, Tel.+682 33 031)で栽培されている。海岸沿いに暗礁があり、水泳する場所は限られるが、絵のように美しい小さな入り江と白砂が眩しい浜辺が楽しめる。また、美しいオラ・ヴァル海岸(Ora Varu)は、1777年にキャプテンクックが上陸した記念地となっている。 島のガイドと共に行く野鳥&自然観察ツアー、鍾乳洞ツアー、カルチャーツアー、コーヒーツアーなどがある。アナトキタキ鍾乳洞夕暮れ時のマカテア南クック諸島その他の島々

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