クック諸島ガイドブック
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 クック諸島の首都アヴァルアがあるラロトンガ島は「南太平洋の真珠」と呼ばれるほど美しい島で、400~600m級の山々が連なり、海岸線はどこまでも白い砂浜が広がる。1周32㎞で、土地面積67.2㎞2に約13,000人が住んでいる。 ラロトンガ(Rarotonga)の意味は、Raroが「果て」「深く」で、Tongaが「南」である。ポリネシアの航海者たちが帆船の長旅の後、「南の果て」「南の奥深く」に見つけた島ということで名付けられたと言い伝わる。 また、以前はトゥムテヴァロヴァロ(Tumutevarovaro)と呼ばれていた。これは、「音の響きが生まれる源」という意味のポリネシア語である。これは、ラロトンガ島を取り囲むサンゴ礁に波が打ち砕かれるゴォーゴオーという響きが、島影が見える前に航海士たちには聞こえていたため、その響きを辿ってラロトンガ島を目指したというストーリーがある。16ラロトンガと首都アヴァルア

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