MENU閉じる

TOURISM INFORMATION[ 観光情報 ]

ホーム > 旅行記 > ソロモン諸島のギゾに行ってみた!

ソロモン諸島のギゾに行ってみた!

Y・T(27歳)

ホニアラからギゾ島へ

ソロモン諸島の本島、ガダルカナル島のホニアラ空港から一時間、透き通る海に囲まれた小さな島ギゾ島を訪れた。ギゾは南太平洋でもピカイチの美しい海に囲まれるウエスタン州の州都で、「ソロモンに行くならゼッタイ行くといいよ!」と勧められた町。今回は会社の先輩と全行程一週間の二人旅で、二人ともソロモン諸島は初めて。事前に情報は頭に入れていたものの、やはり未知の世界へと向かう期待と不安があった。
成田空港からパプアニューギニアのポートモレスビーを経てホニアラに到着し、二日後にギゾへと向かった。ギゾへ行くには、ホニアラ国内線ターミナルからソロモン航空という国内唯一の航空会社の飛行機に乗ることになる。旅行者を歓迎する装飾や広告のある国際線ターミナルとは異なり、質素でこぢんまりとしたターミナルでチェックインをした。ターミナルの待合室には電光掲示板などもなく、「時間通りに飛行機が来るかな・・・?」と多少の不安を抱えて待っていると航空会社の人が、「GIZO!」と旅行者たちに呼びかけ、私たちも飛行機に乗り込んだ。
以前ソロモンを取上げたテレビ番組で、現地ではチケット記載の座席に関わらず自由席だったというのを思い出した。案の定自分たちの席を見てみるとすでに親子が座っていたため、適当な席に先輩と二人で座った。このゆるい感じが南国らしい。一時間ほど経つと、眼下には真っ青な部分とエメラルドグリーンの部分とのグラデーションが綺麗な海が広がっていて、先輩とこれぞ南の島だと感動した。

 

ギゾ島到着

着陸した飛行場は、ギゾ島から少し離れた滑走路だけの島だった。飛行機を降りて歩いてすぐのところの小さな船着場に事前にお願いをしていた観光局の方が迎えに来てくれる予定だった。しかし、実は私は前日から人生の中でも最大級にお腹を壊していて、飛行機を降りてすぐ先輩に、
「すみません、お腹痛くて無理です!」
と声を絞り出して伝え、トイレに引きこもった。20分ほどしてやっと気分が良くなってきたところで、トイレから這い出て先輩と共に船着場に向かった。観光局の方を待たせちゃったな、と思いながら行ってみると、ボートがもう一隻もない。誰もいないからもう行っちゃったのかと途方に暮れていると遠くから一隻のボートが向かってきた。
「Sorry, I'm late!」
と人の良さそうなソロモン人がタイミングよく迎えに来てくれて、私の蒼白な顔色を心配されながらも、お互い自己紹介をしてボートでギゾ島に向かった。

 

船着場に着くと、そこには首都ホニアラに比べさらにのんびりした雰囲気が漂うギゾの中心街があり、私たちは南の島の雰囲気を味わいながら、その晩泊るレコナロッジというホテルに向かった。

レコナロッジは空調が壊れていて室内はかなり暑かったが、レセプションのお姉さんは愛想がよく、ウェルカムドリンクのココナッツジュースを持ってきてくれて、腹痛で動けず水を買いに行く元気がなかった私はそれで生き延びることができた。

 

ケネディ島へ

翌日気合で腹痛をなんとか治し、ギゾ島の旅のメインイベントであるケネディ島に向かった。その日に泊まるギゾホテルの方々がケネディ島ツアーの手配をしてくれていて、ケネディ島まではボートで30分ほどで到着した。ちなみにケネディ島というのは、あの有名なケネディ元大統領が太平洋戦争の海軍時代に日本の軍艦とぶつかって漂着した島ということから名づけられ、島にはその説明が書かれた看板や当時使われていたという小さな砲台などもある。
到着してみると、周りは空から見たような透き通った海に囲まれていて、日本から持ってきたシュノーケリングの道具を使って海中遊泳をした。そこには南の島らしく色とりどりの魚たちが泳いでいて、しばらく魚たちを眺めながらゆっくりとシュノーケリングを楽しむことができた。

陸に上がってホテルの方々が作ってくれた、小さなロブスターと白身魚のムニエルを挟んだパンのランチを頂いた。今回の一週間ほどのソロモン諸島の滞在の中で、先輩と私はこの時の食事が一番おいしかったと意見が一致した。

 

海上レストラン「ファットボーイズ」

ケネディ島からいったんギゾに戻り、夕方にはもうひとつのお目あての「ファットボーイズ」という有名な海上レストランがある島を訪れた。この島もギゾ島からボートで30分くらいのところにある。この島でリゾート気分満喫の夕食を楽しもうという算段だ。さすが評判になるだけあって、レストランはおしゃれな内装で、ドリンクやメニューも充実していた。この島は男二人で行くにはもったいないくらいロマンチックな場所で、コテージもあるので夫婦やカップルがゆっくり綺麗な海を眺めながら過ごすにはもってこいのロケーションだと感じた。

帰りは真っ暗な海をボートでギゾ島まで戻るのかとびくびくしながらいると、ライトを持ったレストランのオーナーがライフジャケットを持ってきてボートを運転して送ってくれた。帰路は波も少しあったのでボートが上下に揺れ、少々スリリングだったがそれもまた楽しいアトラクションだった。

 

ギゾ島を振り返って

ギゾ島の近くにあるケネディ島などの離島は、ソロモン人から海が綺麗でシュノーケリングやダイビングをするならこの辺だと薦められた。なるほど透明度は段違いだし、多様な熱帯魚たちにも会うことができ、南の島の醍醐味をたっぷり味わうことができた。短い旅行期間ではなかなかホニアラ以外まで足をのばすことは難しいが、せっかくソロモンに来たのならちょっと無理してもぜひ行ってみて、と勧められただけのことはあった。

ぜひまたもう一度、今度はもっとゆっくり時間をとって行ってみたいと思っている。